結果発表
今年度は、148の小学校及び個人から2,125枚の作品の応募をいただきました。
審査結果を発表いたします。
たくさんの作品のご応募ありがとうございました。

【 団体の部 最優秀賞 】
倉敷市立旭丘小学校 (岡山県)   全作品を見る
団体の部 最優秀賞 倉敷市立旭丘小学校の皆さん
受賞の言葉
 「えっ、本当ですか。」まさか、2年連続で団体の部最優秀賞を受賞できるとは思ってもいませんでした。
 昨年度から環境学習の一環として、家庭から持ってきた不要な牛乳パックを再利用してはがきを作っています。2年目ということで子どもたちも要領よく作業し、昨年よりも上手にはがきを作ることができました。そして夏休みの思い出を振り返りながら、一人一人の子どもが自分の思いを込めて絵はがきを仕上げました。本年度もできた絵はがきは、夏休みに行った学区の夏祭りのときに展示しました。子どもたちだけでなく、地域の方々にもリサイクルの大切さが伝わったのではないかと思います。
 このような素晴らしい賞を2年連続でいただいたことは、子どもたちにとって大きな自信となり、今後の取組への励みになると思います。本当にありがとうございました。
受賞を喜ぶ倉敷市立旭丘小学校のみなさん
講評
 全校児童307名で取り組んだ作品群は圧巻の一言。夏祭りの金魚すくい、虫取り、スイカわり、花火、プールで遊んだことなど一人一人の「夏休みの思い出」を小学生らしい純粋な視点から、多彩な表現力で描かれていました。また紙の厚みや質感からも、牛乳パックから苦労してはがきを作り、夏休みの思い出を一生懸命表現しようとした努力が手に取るように伝わり、多くの審査員の評価を受けました。

【 団体の部 優秀賞 】
尾張旭市立東栄小学校(愛知県) 92作品
富士市立青葉台小学校(静岡県) 88作品

【 団体の部 特別賞 】
札幌市立手稲東小学校(北海道) 107作品
吹田市立千里新田小学校(大阪府) 126作品
川越市立仙波小学校(埼玉県) 45作品
西条市立庄内小学校(愛媛県) 12作品
平塚市立大野小学校(神奈川県) 119作品



【 個人の部 最優秀賞 】
野田 紀和 さん 横浜市立中山小学校 (神奈川県)
個人の部 最優秀賞 野田 紀和 さん
横浜市立中山小学校
受賞の言葉
 夏休みに、お母さんが近所の直売所でトウモロコシを買ってきました。トウモロコシをゆでる前に妹と皮むきのお手伝いをしました。もぎたてのトウモロコシのヒゲは金色でやわらかく、皮も水分をたくさんふくんでいました。皮をむくと、中には、今にもはじけそうなツブがきゅうくつそうにならんで、一つ一つがピカピカして、つやつやして、なんだかとても小さな水風船がたくさん入っているみたいに見え、その時の事を描きました。紙作りは三年生から何度か作り、今年は平らな紙が出来るように窓ガラスに貼り、かんそうさせました。一番最初に作ったハガキでおばあちゃんに手紙を出したら、とてもよろこんでくれ宝物にしてくれています。紙は何度も生れ変る事が出来ますが、おばあちゃんに出した手紙とトウモロコシの絵はがきは、ずっとハガキのままでいてほしいと思います。夏休みに食べたトウモロコシ、作ったハガキ、そして賞を取れた事、全部が宝物になりました。
講評
 たわわに実ったピカピカのトウモロコシが、食べられそうなほど上手に表現された本作品は、抄いた紙の出来映えもさることがら、不揃いな紙の端をトウモロコシの粒に見立てるなどの工夫が随所に見られ、大胆にトウモロコシを切り取った構図、絵の技量とも高く評価されました。

【 個人の部 優秀賞 】
濱田 琉碧 さん
横浜市立相沢小学校(神奈川県)
後藤 祐士 さん
富士見市立ふじみ野小学校(埼玉県)

【 個人の部 特別賞 】
 溝口 志歩 さん
出水市立西出水小学校(鹿児島県)
 浅野 那月 さん
 秋田市立御所野小学校(秋田県)
 池田 咲季 さん
 宇治市立御蔵山小学校(京都府)
 洞野 愛美 さん
 横浜市立東戸塚小学校(神奈川県)
 清水 璃胡 さん
 倉敷市立旭丘小学校(岡山県)
 齋藤 真緒 さん
 明石市立大久保小学校(兵庫県)
 星田 穂奈美 さん
 河内長野市立天見小学校(大阪府)
 嶋津 円香 さん
 国立筑波大学附属小学校(東京都)
 青野 きらり さん
 西条市立庄内小学校(愛媛県)
 佐野 陽向 さん
 市原市立戸田小学校(千葉県)


[ コンクール事務局より]
 平成16年から始まった「手づくり絵はがきコンクール」も今年で12回目となりました。毎年全国各地ぜんこくかくちからたくさんのご応募おうぼをいただいております。今年は2,125作品のご応募おうぼをいただきました。
 絵はがきをつくる作業さぎょうは、牛乳パックを一度繊維せんいに戻してかえす作業が必要となるため、少し手間てまがかかったかもしれません。でもそうして一生懸命いっしょうけんめい作った絵はがきは、厚さや質感しつかんなど1枚1枚に個性こせいがあり、またえがかれた「夏休みの思い出」はキラキラとかがやいていました。それは今回ホームページで紹介しょうかいしている人たちだけでなく、全ての作品に共通きょうつうして言えることだと思います。
 夏休みの自由研究課題けんきゅうかだい環境学習かんきょうがくしゅう一環いっかんとして学校単位たんいでのご応募も多くみられました。児童の皆さんが牛乳パックから絵はがきをつくる事で、紙のリサイクルに対する興味きょうみや紙への親しみを持つきっかけの一助いちじょとなることをねがっています。
 最後になりましたが、ご指導しどうくださった先生方やご家族、地域の方々のご協力感謝かんしゃいたします。
 ありがとうございました。
審査風景 応募作品群 審査風景 審査風景
第12回 手づくり絵はがきコンクール 応募作品と審査風景 (平成27年10月)