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製紙産業の現状

古紙

古紙の利用率及び回収率の推移

2016年の紙・板紙合計の古紙利用率は64.2%、回収率は81.2%となった。

日本では、国土面積が狭いという特徴に加え、古紙回収システムが整備されており、高い回収率を支える結果となっている。わが国の利用率・回収率は世界でもトップクラスにあり、まさにリサイクル先進国と言える。

古紙の回収と利用
古紙の紙・板紙別消費量 <2016>

日本製紙連合会では2016年3月に、”2020年度までに古紙利用率65%の目標達成に努める”という努力目標を新たに掲げました。古紙利用の一層の拡大には、板紙の利用率が93%を上回りほぼ限界に達しており、紙分野でも40%を超え、品質的に使用可能な上質古紙は量的に限定されていることから、これ以上の利用率の向上は極めて困難であります。また、古紙利用技術も世界最高水準にあり、今後これまで以上の革新的かつ飛躍的展開を見込む事は出来ない状況にあります。
しかしながら、(1)製紙原料の安定的供給の確保、(2)省エネ、地球温暖化防止への貢献、(3)資源の有効利用、ゴミ減量化による循環型社会の形成、(4)消費者、行政、回収業者と一体となった健全な紙のリサイクルシステムの維持など社会的な意義は依然として重要です。また、我が国の製紙産業の国際競争力を維持するという重要な役割もあるので、利用率目標の水準にかかわらず、現時点において古紙利用率目標を明示する意義はあるとの判断に基づき、もう一度新たな利用率目標を策定することとしました。

2020年度古紙利用率目標について

古紙輸出入の推移

2016年の古紙輸出は前年比2.9%減の414万トン。輸出はほぼ全量がアジア向けとしており、輸出全体の7割を中国、次いで韓国、タイ、ベトナム、台湾が占めている

古紙輸出入の推移